【風評対策24】転職クチコミ・GoogleクチコミやSNSへ、元社員に書かれた会社が真っ先にやること|対応・再発防止の全手順を行政書士が解説【SNS労務管理・風評対策書式24種収録】
【免責事項】本記事および掲載書式は、一般的な情報提供を目的とした参考資料であり、個別の法的アドバイスではありません。各書式の使用にあたっては、貴社の就業規則・個別状況に応じて、弁護士・社会保険労務士等の専門家にご確認ください。法令改正等により内容が現状と異なる場合があります。本コンテンツの利用によって生じた損害について、行政書士横山コンサルティング事務所は責任を負いかねます。本コンテンツの著作権は行政書士横山コンサルティング事務所に帰属します。無断転載・商業利用を禁じます。
個別のご相談は レピュテーションリスク対策ZEN® までお気軽にどうぞ。
企業にとって、SNSやGoogleクチコミ・転職クチコミサイト・WEB掲示板での評判は、採用・集客・取引先との信頼関係に直結する重大な経営課題です。「何かあってから考えよう」では手遅れになるケースが後を絶ちません。
本記事では、事前対策(予防)から発見・初動対応・労務対応・月次管理まで、実務で使える対策書式24種を全文収録して解説します。
ご相談・書式の活用支援は レピュテーションリスク対策ZEN®(行政書士横山コンサルティング事務所) までお気軽にどうぞ。
なぜ今、レピュテーションリスク対策が必要なのか
- Googleクチコミ・OpenWork・転職会議などは、求職者・顧客・取引先が必ず確認する情報源になっています
- GeminiやChatGPTなどのAIが検索結果を要約して表示するようになり、ネガティブな情報がAI回答に組み込まれるリスクが急増しています
- 退職者・元従業員による匿名投稿は発信者の特定が難しく、放置すると採用・集客に深刻なダメージを与えます
こうしたリスクへの備えとして、レピュテーションリスク対策ZEN® では、全24種の対策書式を体系化しています。
第1章|事前対策書式(予防)
「炎上してから動く」のでは遅すぎます。入社時から退職時まで、制度として仕組み化することが最大の防衛策です。
書式01 SNS・クチコミ利用規程 【書式番号:ZEN-F01】
【目的】 本規程は、従業員によるSNS・クチコミサイト・WEB掲示板等の利用に関するルールを定め、会社の信用・評判を守ることを目的とします。
第1条(適用範囲) 本規程は、当社に在籍するすべての従業員(正社員・パートタイマー・アルバイト・派遣社員・業務委託を含む)に適用します。
第2条(禁止事項) 従業員は、在職中および退職後を問わず、以下の行為を行ってはなりません。
- 当社・取引先・顧客・同僚に関する誹謗中傷・虚偽情報の投稿
- 当社の機密情報・個人情報・未公開情報の開示
- 当社の社会的評価を著しく傷つける投稿・拡散行為
- Googleクチコミ・転職クチコミサイト等への虚偽・誇張投稿
- WEB掲示板・SNSへの匿名による悪意ある投稿
- 会社の許可なく会社名・商標・ロゴ等を使用した投稿
⚠️ 補足(法的注意点):事実に基づく正当な批判的クチコミは、表現の自由として法的に保護される場合があります。本規程が対象とするのは、虚偽・誇張・悪意ある投稿に限られます。
第3条(投稿前の確認義務) 業務に関連する可能性のある投稿を行う前に、上長に確認を取るものとします。
第4条(違反時の対応)
- 口頭・書面による警告
- 始末書の提出命令
- 懲戒処分(減給・出勤停止・解雇等)
- 法的手続き(損害賠償請求・発信者情報開示請求等)
第5条(退職後の義務) 退職後においても、在職中に知り得た情報の漏洩・誹謗中傷は禁止されます。退職時には書式03「退職時SNS・クチコミ誓約書」に署名捺印を求めます。
第6条(改廃) 本規程の改廃は、会社が行います。
制定日: 年 月 日 最終改定日: 年 月 日
会社名: 代表者名: ㊞
書式02 入社時SNS・クチコミ利用誓約書 【書式番号:ZEN-F02】
【使用場面】 入社時に全従業員から徴取してください。コピーを従業員に渡し、原本は人事ファイルで保管します。
年 月 日
(会社名) 御中
SNS・クチコミ・WEB掲示板 利用に関する誓約書
私は、貴社に入社するにあたり、SNS・Googleクチコミ・転職クチコミサイト・
WEB掲示板(以下「SNS等」)の利用について、下記の事項を遵守することを誓約します。
記
1.貴社・取引先・顧客・同僚に関する誹謗中傷・虚偽情報をSNS等に投稿しません。
2.貴社の機密情報・個人情報・未公開情報をSNS等で開示しません。
3.退職後においても、在職中に知り得た情報の誹謗中傷・情報漏洩を行いません。
4.上記に違反した場合は、民事・刑事上の責任を負うことを承諾します。
5.貴社のSNS・クチコミ利用規程(書式01)を熟読し、内容を理解しました。
住所:
氏名: ㊞
所属部署: 社員番号:
書式03 退職時SNS・クチコミ誓約書 【書式番号:ZEN-F03】
【重要】 退職手続き当日に必ず徴取してください。退職後の誹謗中傷に対する法的根拠となります。
⚠️ 法的補足:本誓約書が対象とするのは「虚偽・誇張・悪意ある投稿」です。事実に基づく正当な意見・批判は表現の自由として保護される場合があり、本誓約の対象外となります。詳細は弁護士にご相談ください。
年 月 日
退職時SNS・クチコミ・WEB掲示板 利用に関する誓約書
私は、(会社名)を退職するにあたり、以下の事項を誓約します。
1.退職後、貴社・役員・従業員・取引先・顧客に対する誹謗中傷・虚偽情報を
Googleクチコミ・転職クチコミサイト(OpenWork・Indeed・Glassdoor等)・
SNS・WEB掲示板等に投稿しません。
2.在職中に知り得た機密情報・個人情報・内部情報を外部に開示・漏洩しません。
3.事実に基づかない投稿や誇張・歪曲した内容の投稿を行いません。
4.上記に違反した場合、損害賠償請求・発信者情報開示請求等の
法的措置を受けることに異議を申し立てません。
5.退職後に投稿した内容が本誓約に違反すると判断された場合、
速やかに削除に応じます。
退職日: 年 月 日
住所:
氏名: ㊞
(会社受領)担当者: ㊞ 受領日: 年 月 日
書式04 SNS・クチコミ研修実施記録簿 【書式番号:ZEN-F04】
【目的】 SNS・クチコミリスク研修の実施記録を残し、従業員教育の証拠として保管します。法的トラブル時に「周知していなかった」という言い逃れを防ぎます。
研修名 SNS・クチコミトラブル防止研修
実施日時 年 月 日( ) 時 分 ~ 時 分
実施場所
講師・担当者
実施形式 □対面研修 □オンライン研修 □動画研修 □テキスト配布
研修内容 □SNS利用規程の説明 □炎上事例紹介 □クチコミリスク解説 □質疑応答
次回予定 年 月 日予定
【参加者署名欄】
No. 氏名 所属部署 署名 備考
1
2
3
4
5
第2章|発見・初動対応書式
問題投稿を発見したとき、最初の数時間の対応が勝負です。
書式05 誹謗中傷・風評被害 発見報告書 【書式番号:ZEN-F05】
【重要】 発見後、速やかに本書を記入し上長へ報告してください。証拠のスクリーンショットと合わせて保管します。
報告日時 年 月 日 時 分
報告者 氏名: 部署:
発見日時 年 月 日 時 分頃
発見媒体 □Googleクチコミ □転職サイト( ) □Twitter/X
□Instagram □Facebook □掲示板( )
□ニュースサイト □その他( )
投稿URL
投稿者情報 □氏名特定済( ) □匿名 □半特定( )
投稿内容要約 (詳細は別添スクリーンショット参照)
リスク判定 □🔴高(即時対応要) □🟠中(今週中) □🟡低(経過観察)
証拠保全 □スクリーンショット取得済 □URL記録済
対応状況 □未対応 □削除申請中 □弁護士相談中 □対応済
報告者 上長確認 経営者確認
書式06 証拠保全チェックリスト 【書式番号:ZEN-F06】
【最重要】 法的手続きには証拠が命です。投稿発見後、削除される前に速やかに保全してください。
■ 基本情報の記録
- 投稿URL(完全なURLをコピーして記録)
- 投稿日時(投稿に表示されている日時を記録)
- 投稿者名・アカウント名・プロフィール情報
- プラットフォーム名・サービス名
■ スクリーンショット取得
- 投稿全文が見える状態でスクリーンショット取得
- 投稿者のプロフィールページのスクリーンショット
- 返信・コメントがある場合はすべて取得
- URLと日時が表示される状態で取得
■ 追加保全(重要度が高い場合)
- 画面録画(動画での保存)
- Webアーカイブ(archive.org等でのアーカイブ)
- 閲覧数・拡散数(いいね・リツイート等)を記録
■ 関連情報の収集
- 当該投稿者の他の投稿・コメントを確認・保全
- 同一人物が疑われる他アカウントの特定・記録
- 過去の同様の投稿がないか確認
保全実施日時 年 月 日 時 分
実施者
保存場所 □社内サーバー □クラウドストレージ □USB
ファイル数 点
書式07 対応優先度・リスク判定シート 【書式番号:ZEN-F07】
【使用方法】 各項目に点数を記入し合計点でリスクレベルを判定します。
| 判定項目 | 内容・選択肢 | 点数 |
|---|---|---|
| 投稿時期 | 1週間以内:5点 1ヶ月以内:3点 3ヶ月以内:1点 | |
| 内容の深刻度 | 重大な事実と異なる主張:5点 感情的批判:3点 軽微な不満:1点 | |
| 拡散状況 | 大幅拡散(1000以上):5点 中程度:3点 限定的:1点 | |
| 掲載媒体 | Google/大手SNS:5点 転職サイト:4点 掲示板:3点 | |
| 検索表示 | 社名検索で1ページ目:5点 2〜3ページ:2点 圏外:1点 | |
| AI要約への影響 | Gemini/ChatGPTで既に反映:5点 反映されそう:3点 未反映:1点 | |
| 合計点数 | ** 点** |
- 🔴 高(25点以上):即時対応。弁護士相談・経営者判断が必要
- 🟠 中(15〜24点):今週中に対応。削除申請・返信文を準備する
- 🟡 低(14点以下):経過観察。モニタリングを継続しつつ対応を検討
書式08 社内緊急連絡・エスカレーション記録書 【書式番号:ZEN-F08】
記録日時 年 月 日 時 分
第一報者 氏名: 部署: 連絡方法:
エスカレーション先 □直属上長 □人事部 □法務部 □経営者 □弁護士
案件概要
初動方針 □削除申請 □弁護士相談 □経過観察 □返信対応 □その他
対応担当者 氏名: 部署:
対応期限 年 月 日まで
日時 対応内容 担当者
第3章|ソーシャルメディアポリシー・ガイドライン
「ルールがなかったから知らなかった」と言われないためにも、会社としての方針を明文化しましょう。
書式09 会社ソーシャルメディアポリシー(全社公式版) 【書式番号:ZEN-F09】
1. 基本方針 当社は、ソーシャルメディアが顧客・社会とのコミュニケーション手段として重要であることを認識し、適切な活用を推進します。同時に、不適切な利用が会社・個人・社会に与えるリスクを認識し、責任ある利用を求めます。
2. 適用範囲
- 会社が運営する公式SNSアカウント(Twitter/X・Instagram・Facebook・YouTube・LINE等)
- 役員・従業員の個人アカウントによる業務関連の投稿
- 退職後も在職中に知り得た情報に関する投稿
3. 公式アカウント運営ルール
| 項目 | ルール |
|---|---|
| 運営責任者 | 広報部長または指定担当者が責任を持って管理する |
| 投稿の事前承認 | 重要な投稿は上長の事前承認を得る |
| パスワード管理 | 担当者のみが知る状態で安全に管理。退職時は即時変更 |
| 個人情報の取扱い | 顧客・従業員の個人情報を投稿に含めない |
| 危機発生時 | 炎上・クレーム発生時は即時に上長に報告し、個人判断で対応しない |
4. 個人アカウントに関するルール
- 会社・同僚・顧客・取引先に関する機密情報・個人情報を投稿しない
- 会社を代表するような発言をする場合は事前に会社の承認を得る
- 「個人の意見です」と明記する場合でも、会社の評判を著しく傷つける投稿はしない
- 未発表の製品情報・経営情報・人事情報を投稿しない
5. 禁止事項
- 競合他社・取引先・顧客への誹謗中傷
- 差別的・侮辱的・性的な表現
- 著作権・肖像権を侵害するコンテンツの投稿・拡散
- ステルスマーケティング(広告・PR表記なしの宣伝行為)
- 虚偽情報・フェイクニュースの拡散
6. 違反時の対応 本ポリシーに違反した場合、就業規則に従い懲戒処分の対象となります。また、民事・刑事上の責任を問われることがあります。
制定日: 年 月 日
会社名: 代表者: ㊞
書式10 従業員向けSNS利用ガイドライン(Do・Don’t詳細版) 【書式番号:ZEN-F10】
■ やってよいこと(Do)
| 内容 | |
|---|---|
| ✅ 個人の日常投稿 | 業務と無関係な日常生活の投稿は自由(ただし会社名・同僚を特定できる情報を含まないこと) |
| ✅ 業務上の学びの共有 | 個人情報・機密情報を含まない範囲で、業務で学んだ知識・スキルを発信すること |
| ✅ 会社の公式情報の拡散 | 会社の公式SNSが発信した内容をシェア・リツイートすること |
| ✅ 業界ニュースの共有 | 公開情報・業界動向を個人の意見として発信すること |
| ✅ 顧客へのお礼(匿名) | 個人情報が特定されない形でのお客様への感謝の投稿 |
■ やってはいけないこと(Don’t)
| 内容 | |
|---|---|
| ❌ 顧客情報の投稿 | 「今日〇〇さんが来た」「△△社と大きな契約が取れた」等、顧客が特定される投稿 |
| ❌ 社内情報の暴露 | 会議の内容・未発表の新商品・人事情報・売上情報等を投稿すること |
| ❌ 同僚への批判 | 「うちの上司は〇〇で使えない」等、同僚・上司を特定できる批判投稿 |
| ❌ 職場写真の無断投稿 | 社内・職場の写真を上長の許可なく投稿すること |
| ❌ 感情的な会社批判 | 仕事への不満をリアルタイムでSNSに投稿すること |
| ❌ 酔った状態での投稿 | 判断力が低下した状態での業務関連の投稿 |
| ❌ 転職活動の公言 | 「転職活動中」「会社を辞めようかな」等の投稿 |
■ 判断に迷ったときの3つの自問自答
① この内容が社内掲示板に貼り出されても問題ないか? ② この投稿を見た顧客・取引先は当社を信頼してくれるか? ③ この内容を上司・社長が見たとき「よく書いた」と思うか?
1つでも「NO」なら投稿しないことをお勧めします。
書式11 SNS投稿前 セルフチェックリスト 【書式番号:ZEN-F11】
■ STEP1 内容の確認(すべてにチェックがつけばOK)
- 投稿内容に顧客・取引先・同僚の個人情報・氏名が含まれていない
- 会社の未発表情報・機密情報・財務情報が含まれていない
- 会社・同僚・顧客・競合他社への批判・誹謗中傷が含まれていない
- 職場内の写真・書類・商品が写り込んでいない(無許可の場合)
- 著作権・肖像権を侵害するコンテンツを含んでいない
- 「PR」「広告」「提供」等の表記が必要な場合は記載している
■ STEP2 リスク判定(1つでもYESなら投稿を再考)
- この投稿が炎上したとき、会社名・個人名が特定される可能性がある
- この投稿を経営者・上長が見たとき不快に感じる可能性がある
- この内容が5年後に掘り起こされても問題ないか不安がある
- 感情的になっている状態(怒り・悲しみ・酔い)で書いた内容が含まれる
■ STEP3 確認が必要なケース
| ケース | 対応 |
|---|---|
| 会社・サービスについて言及する場合 | 上長に確認してから投稿 |
| 取材・講演・イベントの告知をする場合 | 広報部・上長に確認 |
| 競合他社に言及する場合 | 必ず上長に確認(原則禁止) |
| 顧客の成功事例を紹介する場合 | 顧客の書面承諾を取得してから投稿 |
チェック実施日 年 月 日
投稿予定プラットフォーム □X(旧Twitter) □Instagram □Facebook □LinkedIn □その他
投稿者氏名
書式12 業務用SNSアカウント管理規程 【書式番号:ZEN-F12】
第1条(アカウント設置の申請)
申請日 年 月 日
申請者 氏名: 部署:
開設するSNS □X(旧Twitter) □Instagram □Facebook
□YouTube □TikTok □LINE公式 □その他( )
アカウント名(予定)
開設目的
投稿頻度(予定) □毎日 □週3回以上 □週1回 □不定期
担当者(複数可)
上長承認 承認□ 不承認□ 承認者: ㊞
第2条(アカウント情報の管理)
- アカウント情報(メールアドレス・パスワード等)は所定の場所に記録し管理する
- パスワードは定期的(最低6ヶ月に1回)に変更する
- 担当者以外にパスワードを共有しない
- 担当者が退職・異動する際は即時にパスワードを変更する
第3条(投稿の承認フロー)
| 投稿種別 | フロー |
|---|---|
| 通常投稿 | 担当者が作成→上長が確認→投稿 |
| プレスリリース・重要発表 | 担当者作成→広報担当・上長→経営者承認→投稿 |
| 炎上対応・謝罪文 | 担当者作成→上長→経営者→弁護士確認(必要に応じ)→投稿 |
| 緊急時 | 担当者→上長へ即時電話報告→指示を仰ぐ |
第4条(アカウントの定期棚卸し) 年1回、すべての業務用SNSアカウントの一覧を作成し、不要なアカウントは削除・無効化する。
書式13 SNSアカウント引継ぎ・返却書 【書式番号:ZEN-F13】
引継ぎ実施日 年 月 日
引継ぎ元担当者 氏名: 部署: 退職日: 年 月 日
引継ぎ先担当者 氏名: 部署:
立会人 氏名: 部署:
■ 引継ぎ対象アカウント一覧
SNSサービス名 アカウント名 メールアドレス PW変更完了 フォロワー数
□完了
■ 引継ぎ完了確認チェックリスト
□ 全アカウントのパスワードを変更し引継ぎ先に伝達した
□ 2段階認証の設定変更(認証端末の引継ぎ)を完了した
□ 投稿予定コンテンツ・スケジュールを引継ぎ先に共有した
□ 過去の炎上・クレーム対応の履歴を共有した
□ 引継ぎ元担当者の個人端末からログアウトしたことを確認した
□ 管理ツール(予約投稿ツール等)のアカウント権限を変更した
引継ぎ元担当者 引継ぎ先担当者 立会人(上長等)
第4章|SNS誓約書集
雇用形態・関係性に応じた誓約書を使い分けることで、抜け漏れのない網羅的な対策が可能です。
書式14 個人SNSアカウント利用誓約書(詳細版) 【書式番号:ZEN-F14】
【書式02との違い】 本書式は在職中の詳細な誓約事項を定めた詳細版です。リスクの高いポジション(営業・広報・経営幹部等)の従業員に使用してください。
年 月 日
個人SNSアカウント利用に関する誓約書(詳細版)
私は、在職中の個人SNSアカウント利用について、以下の事項を誓約します。
第1条(情報管理)
私は、貴社の業務上知り得た顧客情報・取引先情報・財務情報・人事情報・
技術情報・未発表の製品・サービス情報等を、個人のSNSアカウント
(X・Instagram・Facebook・TikTok・YouTube・ブログ等を含む一切の
ソーシャルメディア)に投稿しません。
第2条(誹謗中傷の禁止)
私は、貴社・役員・従業員・顧客・取引先・競合他社に対する誹謗中傷・
名誉毀損・プライバシー侵害にあたる投稿を行いません。
匿名アカウントを使用した場合も同様とします。
第3条(会社代表としての発言)
私は、個人アカウントで業界・会社関連の意見を述べる場合、
「個人の意見です」と明記します。また、会社を代表する見解として
読まれる可能性のある発言をする場合は、事前に上長の承認を得ます。
第4条(炎上時の対応)
私の投稿が炎上した場合、または貴社に関連する炎上が発生した場合、
私は個人の判断で対応せず、速やかに上長に報告し、会社の指示に従います。
第5条(違反時の責任)
本誓約に違反した場合、就業規則に従い懲戒処分の対象となるほか、
損害賠償請求・発信者情報開示請求等の法的措置を受けることを承諾します。
第6条(退職後の継続適用)
退職後も、在職中に知り得た情報については本誓約の第1条・第2条が
継続して適用されます。
住所:
氏名: ㊞
所属部署: 社員番号:
会社受領者: 受領日: 年 月 日
書式15 採用・内定時 SNS確認書 【書式番号:ZEN-F15】
⚠️ 重要な法的注意点:採用時のSNS調査は、思想・信条・出身地等が判明するリスクがあり、厚生労働省のガイドラインでは就職差別につながる調査を禁じています。本書式は必ず弁護士・社労士に確認の上で使用してください。 本人の同意なく調査を行うことは絶対に避けてください。
年 月 日
採用・内定時 SNS確認書
(会社名)は、採用にあたり以下の確認を行います。
本書は内定者の同意のもとで作成します。
■ 内定者情報
氏名
内定日 年 月 日
入社予定日 年 月 日
■ 公開SNSアカウントの確認(任意・本人の同意が必要)
本確認は、当社のソーシャルメディアポリシーへの理解促進を目的としています。
公開されている情報の範囲でのみ確認を行います。
内定者の同意なく調査は行いません。
公開SNSアカウントの提示
□同意する □同意しない(同意しない場合も内定に影響しません)
X(旧Twitter) アカウント名:(□非公開 □該当なし)
Instagram アカウント名:(□非公開 □該当なし)
その他 (□非公開 □該当なし)
■ 入社前のSNS利用に関する確認事項
□ 当社のソーシャルメディアポリシー(書式09)を受領し、内容を理解しました
□ 入社後は当社のSNS利用規程に従い、適切にSNSを利用します
□ 入社前においても、内定先として当社を特定できる投稿には配慮します
内定者署名: ㊞
確認担当者: 確認日: 年 月 日
書式16 業務委託・フリーランス向けSNS誓約書 【書式番号:ZEN-F16】
【使用場面】 フリーランス・業務委託契約を締結する際に使用します。契約書と一緒に徴取し保管してください。
年 月 日
(委託先個人名または会社名) 御中
委託元:(会社名)
業務委託に関するSNS・情報管理誓約書
私(弊社)は、貴社との業務委託契約に基づく業務の遂行にあたり、
以下の事項を誓約します。
1.本契約の遂行過程で知り得た貴社の業務情報・顧客情報・技術情報・
財務情報を、SNS・ブログ・その他の媒体で開示・漏洩しません。
2.本契約に関連する業務の内容・成果物・取引先情報を、貴社の書面による
事前承認なしにSNS等で公表しません。
3.貴社・貴社役員・従業員・顧客への誹謗中傷・名誉毀損にあたる
投稿を行いません。
4.本業務に関連する実績・事例を自己のポートフォリオ・SNSで紹介する場合は、
貴社の事前承認を得ます。
5.本誓約は契約終了後も引き続き有効です。
6.本誓約に違反した場合、損害賠償請求その他の法的措置を受けることを承諾します。
氏名または会社名
代表者名(法人の場合)
住所・所在地
署名・捺印 ㊞
書式17 取引先・外部パートナー向けSNS機密保持誓約書 【書式番号:ZEN-F17】
【使用場面】 重要な取引先・外部パートナーとの契約時に添付します。NDA(秘密保持契約)の補完として使用します。
年 月 日
取引先・パートナー向けSNS・情報取扱い誓約書
第1条(情報の取扱い)
甲は、乙との取引を通じて知り得た、乙の業務情報・顧客情報・製品情報・
財務情報・戦略情報を、X・Instagram・Facebook・LinkedIn・YouTube・
ブログ・掲示板・その他のソーシャルメディアにおいて公開・開示しません。
第2条(取引内容の非公開)
甲は、乙との取引関係の存在・内容・取引条件等を、乙の書面による
事前承認なしに第三者またはSNS等で公開しません。
ただし、法的に開示が義務付けられている場合を除きます。
第3条(事例・実績の公開)
甲は、乙との取引に関する事例・実績・成果物をSNSや自社ウェブサイト等で
公開する場合は、乙の書面による事前承認を得るものとします。
第4条(違反時の対応)
本誓約に違反した場合、乙は甲に対し損害賠償を請求できます。
また、取引関係の即時解消を行うことができます。
第5条(有効期間)
本誓約は、取引関係終了後 年間引き続き有効とします。
甲(取引先)会社名
代表者・担当者名
署名・捺印 ㊞
締結日 年 月 日
書式18 インフルエンサー・PR案件 ステマ防止・情報開示誓約書 【書式番号:ZEN-F18】
【法的背景】 2023年10月より景品表示法の規制強化により、ステルスマーケティング(ステマ)が違法となりました。インフルエンサーを活用する場合は必ず本書式を使用してください。
年 月 日
PR・広告案件に関するステマ防止・情報開示誓約書
インフルエンサー氏名
SNSアカウント X: Instagram: YouTube:
フォロワー数(主要アカウント) 万人
案件内容 □商品PR □サービス紹介 □アンバサダー契約 □体験レポート
案件期間 年 月 日 ~ 年 月 日
■ 広告・PR表示の義務(必須)
【必須表示】以下のいずれかを投稿内の目立つ場所に必ず記載してください。
「#PR」「#広告」「#プロモーション」「#AD」「提供:〇〇」
【禁止表示】「#案件」単体・表示の省略・小さな文字での表示
■ 誓約事項
□ すべての投稿に景品表示法に基づく適切な広告表示を行います
□ 実際に使用・体験した感想に基づいた誠実な内容を投稿します
□ 当社の機密情報・未発表情報を投稿しません
□ 当社から提供された情報・素材以外は、事前承認なしに使用しません
□ 投稿前に当社の確認(プレチェック)を受けます □必要 □不要
□ 当社の評判を著しく傷つける投稿・他社との比較を行いません
■ 投稿内容の事前確認フロー
投稿原稿の提出 投稿予定日の 日前までに当社担当者へ提出
修正対応 当社からの修正依頼には 営業日以内に対応
緊急対応 炎上・クレーム発生時は速やかに当社へ報告し指示を仰ぐ
インフルエンサー署名 ㊞
当社担当者 部署: ㊞
締結日 年 月 日
第5章|労務対応書式
問題が発生した後の労務対応は、手順を間違えると会社側が不利になることもあります。必ず弁護士・社労士に確認の上で進めてください。
書式19 従業員への警告書(SNS・クチコミ規程違反) 【書式番号:ZEN-F19】
【注意】 必ず本人に直接手渡し、受領署名を取得してください。コピーを保管します。
年 月 日
部 殿
(会社名) 代表取締役 ㊞
警 告 書
あなたは 年 月 日頃、(SNS・クチコミサイト等)に下記の投稿を
行ったことが確認されました。当該投稿は、当社のSNS・クチコミ利用規程
(書式01)第 条に違反するものであり、就業規則第 条(服務規律)にも
違反します。
記
1.違反内容(投稿URL・要約):
2.当社への影響:
3.対応要求:
□ 当該投稿を 年 月 日までに削除すること
□ 再発防止誓約書の提出
□ 始末書の提出(書式20参照)
本警告書発令後も違反が継続・再発した場合は、就業規則に従い
懲戒処分を行うことがあります。
受領者署名・捺印 ㊞ 受領日 年 月 日
書式20 始末書(SNS・クチコミ関連) 【書式番号:ZEN-F20】
年 月 日
(会社名) 代表取締役 様
所属: 氏名: ㊞
始 末 書
このたびは、私の不適切な行為により、会社に多大なご迷惑をおかけしたことを
深くお詫び申し上げます。
■ 問題となった行為
(投稿した内容・日時・媒体)
■ 行為に至った経緯・理由
■ 反省と再発防止策
当該投稿については既に削除しました(削除日: 年 月 日)。
今後は会社のSNS・クチコミ利用規程を厳守し、いかなる状況においても
不適切な投稿を行わないことを誓います。
以上
書式21 懲戒処分通知書 【書式番号:ZEN-F21】
【注意】 懲戒処分は就業規則の定めに従って行ってください。事前に必ず弁護士・社労士に確認してください。手続きの瑕疵が無効事由になるリスクがあります。
年 月 日
部 殿
(会社名) 代表取締役 ㊞
懲戒処分通知書
あなたに対し、下記の通り懲戒処分を通知します。
処分の種類 □譴責(けん責) □減給 □出勤停止( 日間)
□降格 □諭旨解雇 □懲戒解雇
処分理由 SNS・クチコミ利用規程違反(就業規則第 条違反)
違反行為の内容
処分効力発生日 年 月 日
異議申立て 本通知に異議がある場合は、通知受領後 日以内に書面で申し立てること
受領者署名・捺印 ㊞ 受領日 年 月 日
書式22 退職後の誹謗中傷に関する内容証明準備書 【書式番号:ZEN-F22】
【使用場面】 退職従業員がクチコミ・SNS等で誹謗中傷を行った場合の内容証明郵便準備用書式です。内容証明の作成・送付は必ず弁護士または行政書士に依頼してください。
退職者氏名
退職日 年 月 日
退職時誓約書 □取得済(書式03) □未取得
問題投稿URL
投稿日 年 月 日頃
問題内容要約
証拠保全 □完了(書式06) □未完了
■ 内容証明の主な記載事項(弁護士・行政書士への提供情報)
□ 退職者の氏名・現住所(把握している場合)
□ 問題投稿の特定(URL・日時・内容)
□ 退職時誓約書(書式03)の締結事実
□ 会社が被った損害の概要
□ 削除要求の期限(通常:到達後7〜14日以内)
□ 法的措置の予告(発信者情報開示請求・損害賠償請求)
依頼予定先 □弁護士 □行政書士
依頼日 年 月 日
送付予定日 年 月 日
内容証明の作成・送付は、行政書士横山コンサルティング事務所 までご相談ください。顧問弁護士(弁護士法人Nexill&Partners)と連携して対応します。
第6章|月次管理・チェックリスト
対策は「一度やったら終わり」ではありません。継続的なモニタリングと月次管理が不可欠です。
書式23 SNS炎上時 緊急対応チェックリスト 【書式番号:ZEN-F23】
■ 発生後0〜1時間(初動)
- 冷静になる。即座の反応・感情的返信は絶対に避ける
- 問題の投稿・コメントを特定し全てスクリーンショット保存
- 拡散状況(RT数・いいね・コメント数)を記録
- 炎上の原因・きっかけを特定する
- 担当者・上長・経営者への即時報告(書式08)
- 対応方針を決定(無視 / 謝罪 / 修正 / 削除申請)
■ 発生後1〜6時間
- 外部専門家(弁護士・ZEN担当)への相談
- 返信・公式コメントが必要な場合は文章を慎重に作成
- 返信前に必ず複数人でチェック(一人で判断しない)
- 社内スタッフへの周知(個人的な反論・コメントを禁止)
- 拡散状況・メディア掲載のモニタリング継続
■ 発生後6〜24時間
- 公式対応文(謝罪・説明・修正)の準備・公開(必要な場合)
- 問題の原因となった投稿・コンテンツの修正・削除(必要な場合)
- 対応経緯を書式08に記録
■ 絶対にやってはいけないこと(4大禁止事項)
| ❌ | 怒り・感情的なコメント・反論を投稿する |
| ❌ | 批判者を個人攻撃する |
| ❌ | 証拠になる投稿を慌てて削除する(保全が先) |
| ❌ | スタッフが個人アカウントで会社を擁護する |
書式24 クチコミ評判 月次モニタリング記録表 【書式番号:ZEN-F24】
【使用方法】 毎月1回、定期的にクチコミ状況を確認し記録します。変化を早期に把握することが最重要です。
記録月 年 月分
記録者
記録日 年 月 日
■ Google評価
現在の評価 ★ ( 件)
先月比 □上昇(+ ) □変化なし □下降(- )
新規クチコミ数 件(ポジティブ 件 ネガティブ 件)
AI要約(Gemini)の内容
AI要約の変化 □変化なし □改善 □悪化(内容: )
■ 転職クチコミサイト
サイト名 評価 件数 先月比 特記事項
OpenWork ★ 件
Indeed ★ 件
Glassdoor ★ 件
転職会議 ★ 件
■ 今月のアクション
削除申請 □あり(対象: 結果: ) □なし
ポジティブ獲得施策 □実施(獲得件数: 件) □未実施
来月の重点課題
記録者確認 上長確認
まとめ|24書式で「守りの労務管理」を仕組み化する
本記事で紹介した全24書式は、入社前から退職後まで、あらゆる場面でのリスクをカバーするよう設計されています。
| フェーズ | 主な書式 |
|---|---|
| 入社時 | 書式01〜02・09〜11・14〜15 |
| 在職中 | 書式04・10〜13・16〜18・24 |
| 問題発生時 | 書式05〜08・23 |
| 退職時 | 書式03・13 |
| 退職後 | 書式19〜22 |
「書式があるだけ」では不十分です。研修・周知・定期モニタリングを組み合わせて初めて、本当の意味でのレピュテーションリスク対策が完成します。
【免責事項】本記事および掲載書式は、一般的な情報提供を目的とした参考資料であり、個別の法的アドバイスではありません。各書式の使用にあたっては、貴社の就業規則・個別状況に応じて、弁護士・社会保険労務士等の専門家にご確認ください。法令改正等により内容が現状と異なる場合があります。本コンテンツの利用によって生じた損害について、行政書士横山コンサルティング事務所は責任を負いかねます。本コンテンツの著作権は行政書士横山コンサルティング事務所に帰属します。無断転載・商業利用を禁じます。
書式の内容・活用方法・個別の対応についてのご相談は、ぜひ レピュテーションリスク対策ZEN®(行政書士横山コンサルティング事務所) までお問い合わせください。顧問弁護士(弁護士法人Nexill&Partners)と連携した、実践的なサポートを提供しています。


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